「リハビリ計画書の作成に追われ、患者様と向き合う時間が削られている」
これは多くのセラピストが共通して抱える、現場の切実な悩みです。しかし、2026年現在、AI(人工知能)はこの状況を劇的に変える可能性を秘めています。
書類業務はAIに「下書き」をさせる
例えば、評価データを入力するだけで、解剖学的な根拠に基づいた計画書のドラフトを生成する。最新のAIエージェントを活用すれば、これまで1時間かかっていた作業が10分に短縮されます。残りの50分を、患者様の徒手療法や、新しい手技の勉強に充てることができるのです。これは単なる効率化ではなく、医療の質を向上させるための手段です。
最新のエビデンスも瞬時に抽出
日々更新される膨大な医学論文。そのすべてに目を通すのは、多忙な業務の中では現実的ではありません。しかしAIを使えば、世界中の研究から「今の症例に最も適したアプローチ」を数秒で抽出できます。エビデンスに基づいた理学療法(EBP)の実践が、かつてないほど身近になっています。
専門職こそ、AIを「パートナー」にする
「AIに仕事が奪われる」という議論もありますが、理学療法の現場においては、むしろセラピストの専門性を際立たせてくれます。触診から得られる微妙な感触や、患者様の繊細な心の動きを感じ取れるのは、人間だけです。
定型的なルーチンワークはAIに任せ、人間は人間にしかできない高度な臨床判断とコミュニケーションに集中する。これこそが、これからの理学療法士が目指すべき姿ではないでしょうか。


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